「数字の話から、日々の小さな出来事も」

マジックスパイス
シモムラ店長、ママさん、なみへいさん、佐々木さん

1993年10月 札幌市豊平区で10坪のスープカレー店オープン 1995年10月 札幌市白石区に移転。
店の広さは25坪。この頃から春と秋1ヶ月づつ店を休みインド、ネパール、タイにスパイス仕入れ旅にスタッフを連れて行く。
2003年8月に東京下北沢店をオープンする。

2006年2月に大阪なにわ店 2009年6月に名古屋大須店 2022年5月東京店人材不足の為名古屋店閉店。
札幌店も2004年大幅増築し、どの店も70席以上ありテーマパークの様です。

———渡邉との出会いは?

ママさん  :もともと、私たちが北洋銀行さんとお付き合いがあり、そこでご紹介いただいたのが始まりです。コンサルティングのお仕事をされながら、ご自身も飲食店を手掛けられているということで、お店のこれからのことを考えていく時に役立つことがあるのではないかと、ご紹介いただきました。月に1回、東京から北海道に来られているから、一度そのタイミングでお話ししましょうとお誘いいただいたんです。もうあれって、6〜7年前ですかね?

渡邉    :そうですね。それくらいになると思います。

ママさん  :そこから色々と具体的なアドバイスをいただくようになって、みんなで「渡邉さんすごく良いね」という話になって、北洋銀行さんとのプロジェクトが終わった今でも、お付き合いさせていただいています。

———具体的にはどんな相談をしていた?

ママさん  :マスターをはじめ、マジックスパイスのメンバーってすごくアバウトなんですよ。直感で動くというんですかね。何か新しいことを始める時も、きちんと事前に調べる、とかそういったことをあまりしないタイプなんですが、そんな時に、キッチリと日々の動きを数字化して、アドバイスしていただいている、という感じですかね。以前、一度収入がガクっと落ち込んだことがあって、その時にも渡邉さんが色々アドバイスをくださったので、すごく助かったのを憶えています。

渡邉    :はじめは事業承継をどうするか、という相談でしたよね。あとはニューヨークか、またはタイなどアジアなどに出店するか、といった海外展開のお話もありましたよね。それと、佐々木さんに顧問税理士として入っていただいてからは、月次の数字を細かく出していただいて、私はその数字を元に分析レポートを作成し、それをベースに毎月、または隔月に1回程度、訪問させていただく中で、その都度何か課題が出てきたら、解決していく、という感じですよね。

ママさん  :そうですね。渡邉さんは、私の大事なブレインなんです。

渡邉    :最近、みなさんから「ブレイン」っていう言葉をいただくんですが、すごく嬉しい言葉だなって思って感動してます。

シモムラ店長:いや、本当にそうですよ。

ママさん  :はい、居ないとダメです(笑)。

シモムラ店長:私としては、客観的な目線で見ていただけるっていうことが、すごくありがたいですね。大丈夫かなって思うことがあったりしても、不安要素を取り除いてくれるといいますか、我々が苦手とする部分のチェックをしてもらえるのが、すごく助かっています。そういうバックアップがあるから、安心して、やりたいことを思いっきりできますし、本当にダメな場合はストップかけてもらえるだろうなっていう安心感もあるんですよね。

あとは、トラブルがあったときにまず相談できるっていうのがありがたいですね。数字のことや、経営判断に関わる大きなことだけじゃなくて、スタッフのこととか、日々起きるちょっとした出来事の相談にものっていただけて、助かっていますね。

ママさん  :私たちって、家族で経営しているので、どうしても考え方が偏ってしまう時がある気がするんですよ。だから、外の目線で意見をいただきたい時はいちいちなんでも相談してます。

シモムラ店長:そうですよね。まさに「いちいちなんでも」って感じですね。

渡邉    :ありがとうございます。私からすると、みなさんすごくクリエイティブな方なんですよね。それがお店の雰囲気や、料理にも出ていて、すごく面白いし、良いお店だなって思っているんですよ。一方で、数字の面も含めて、もうちょっとこうすれば、さらに良くなっていくんじゃないかな、と思うところもあるので、そういうところをお手伝いさせていただているつもりですね。

佐々木さん :ママさんが言っていた「ブレイン」という役割や、店長のお話しの中であった「ブレーキ」という役割もそうなんですが、私は隣で見ていて、逆に「アクセル」の役割も担っているな、と思いますね。背中を押してあげるっていうのも、直さんの役割の一つですよね。特にここ1年は、いろんなことあって、「とりあえず直さんに相談してみれば大丈夫」と思えるような、信頼感があって、それがすごい価値なんじゃないのかなって、今のお話を伺ってて思いました。

シモムラ店長:日々のミーティングの中で、ちょっと褒めてもらえるだけでめちゃくちゃモチベーション上がりますもんね。そういった意味では、アクセルにもなっているし、ブレインだし、勇気やパワーをもらってます。

なみへいさん:例えば、何か新しいことを検討している時も、まずはお客さん代表として、客観的な視点で渡邉さんからご意見をいただくことで、本当に自信持ってそれをお客様に届けられるな、と思いますよね。

———現在も新しい取り組みは何か考えている?

シモムラ店長:今は、タブレットの導入を検討してますね。

ママさん  :どこもやっぱり人手が足りなくなってきているので、取り入れていきたいなって思ってますね。ただ、機械なんだけど、なんかすごく楽しいとか、面白いとか、マジスパらしい形で導入できたら良いなって思ってますね。

シモムラ店長:こういう時も、他の店舗さんの導入事例だったり、最近の動向だったりを教えていただけるので本当に助かってますね。

渡邉    :ここ1〜2年、いろいろありましたし、現在進行中のものもありますが、私の感覚としてはマジックスパイスの第二章として、これからまた新しいマジスパが誕生していく予感がしているので、みなさんも楽しみにしてくださいって思っていますね。またご連絡させていただきますので、引き続きよろしくお願いします。

人物紹介

■シモムラ店長

自分が高校生の時にオープンしたマジックスパイス。キッチンに入ってマスターから調理や、お客様のために何ができるか、五感や六感で感じてもらうにはどんな事をしたら良いのかを今でもずっと学んでいます。 全店の音、映像、店内装飾、運営的な全てを任されています。

■ママさん

マスターと家族4人でひっそりとスタートしたマジスパ。 2022年で30周年。 お店の経理的な事、ホールやキッチン全般的にマジスパのピカピカが消えない様にいつもみています。

■なみへいさん

嫁のなみへい(マスターが名付けたホーリーネーム)です。 大阪店の全般をみています。 スタッフ不足が蔓延してますので、コレからはAIの力を借りて、 マジスパワールドを広げていきたいと思っています。

■佐々木さん

元デロイトトーマツの公認会計士税理士。地元がマジックスパイス札幌店の近隣であり、開店当初からのマジスパファン。身体の一部はマジスパエキスでできている。会計事務所を開業した2014年の翌年よりマジックスパイスの顧問税理士として、会計・税務面でサポートしている。