早朝の勉強会から始まり、上場まで共に走り続けた日々

———そんな勉強会を経て、上場まではどのような流れだったんでしょう?

花井専務:順調に会社が成長していき、「あ、これはもう本当に上場に対して本気で動こう」というフェーズになり、栗林と一緒に監査法人様と証券会社様に複数社お会いしたんですが、やっぱりどう考えても直さん以外は考えられなくて、そのまま監査をお願いしました。

渡邉  :そうですね。その後は、粛々と監査業務を行いながら、今後の展開につながりそうなイベントを紹介したりとか、そんな感じでしたね。

花井専務:あと、当時弊社はクライアント一本足打法で、ポートフォリオとして優れているわけではなかったんですよ。なので周りの方とか、普通の上場企業の先輩方に話を聞いても「クライアント一社じゃ難しいんじゃないか」と言われることもあって。僕らも「まあそりゃそうだよな」と思ってたんですけど、直さんたちだけは「大丈夫でしょ」って言ってくれて、だから大丈夫だって思えたのは、結構大きかったと思いますね。

渡邉  :事例があったわけじゃないんで、「本当に大丈夫?」って言われることもありましたけど(笑)。できちゃいましたもんね。そういう意味ではすごいと思います。

花井専務:本当に上場するぞって決めてからは、逆算して4年ぐらい前から、直さんにも相談に乗ってもらいながら、不動産事業と、当時は珍しかったゲームの攻略サイトの事業を立ち上げましたね。この2つの売り上げを粛々と伸ばしていって、無事上場を迎えたっていう感じでしたね。

———上場した後も、連絡は取り合っていた?

花井専務:それはもちろん、恩人ランキング1位ですからね。どう考えても直さんと出会わなかったら前に進んでなかった話なので、上場した時に一番に感謝したかったのは直さんですし、うちの役員はみんなそう思ってると思います。

栗林社長:そうですね。ちょっと話戻っちゃうんですが、実は上場前にクリティカルな問題が発生して1回リスケしているんですよ。その時「ああ、これは流石に直さんにも捨てられるな」って思ったんですけど、捨てるどころか、その時も直さんは守ってくださって「やろうよ」って言ってくれたんですよ。それがあったから実現したなって思ってます。

渡邉  :同じようにお手伝いさせていただいても、最後上場までいくところってやっぱり少ないんですよ。なので私にとっても、実績になったんです。監査業務だけではなく、本当に初めからお手伝いさせてもらって、無事上場まで取り付けたっていうのは御社だけですし、思い出深い会社さんなので、そんな風に言っていただけてすごく嬉しいです。あと、鐘を叩く現場にも立ち合わせてもらったのもいい思い出ですね。